少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

怪我のリスクを考える

野球に多い怪我は肩痛、肘痛、腰痛と言われています。学童期においては近年投げすぎによる怪我の防止が叫ばれ投手においては投球数の制限などルール化されてきました。

怪我を減らし中学、高校に繋げるという意味に置いて重要なことだと感じています。それ以外にも1週間の練習時間と体育の時間が20時間を超えることや練習中の投球数なども怪我のリスクを高める要素であることも分かってきました。

また胸椎と言われる胸の可動域や股関節の可動域が狭い場合も怪我のリスクが高まります。これは体の体幹いわゆる中心部の動きがスムーズな場合体幹部の筋肉を可動させ末端の筋肉の負担を軽減する働きをします。また出力も大きな筋肉を可動させた方が強くなります。

またリトルリーガーショルダーのように小学生時期は骨の育成途中のため様々なリスクが存在します。

 

上記を踏まえた場合運動負荷をコントロールすること、野球独自の動きである投げる、打つ練習に終始せず、体を動かす運動やトレーニング時間を増やして関節負荷に耐えられる体作り重要ということになります。またゴールデンエイジと言われる神経系が発達する時期なので思うように体を動かせる運動も組み入れてバランス良く体作りを心がける必要があります。

また体全体を使えるように可動域を広げる運動したり疲労が抜けやすくするためにダウンを取り入れていくことも重要だと考えられます。

 

アイシングだけやっていれば良いという偏った知識から抜け出し小学期の体の作りや過度な負荷を軽減する取り組みが今後重要と考えられ広く情報が行き渡り学童野球の指導者が周知される環境が望まれます。