少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

個を束にする それがチーム

指導者は選手の個を伸ばし技術を上達させることが使命であり誰も疑うことはない。

しかしもう一つ優秀な指導者は個を束にする力に長けている。個人技の集合体がもちろんチームであるがそれだけでは強くならない。投手であれば打たせてアウトにする攻め方を身につける。

野手であればボールにギリギリ触れば自分で頑張ったと思うがそれではアウトにならない。アウトにするためにチームのためにアウトを取る努力を見せる。個人主義だった選手が誰かのため他の選手のために献身的なプレーを意識し連携できるかが重要である。優秀な指導者はこれに気づかせることができる。人は皆努力していると自己弁護するがそのバリアを壊していき現実を理解させることができる。

誰かのためは巡って自分のためになる、そこで初めて選手は成長できる。

これをいかに気付かせるかが指導者のテクニックと言える。チームスポーツの特徴は個人技の単純な集合体でなく競り合った時ミスしない雰囲気作り、いつも平静を装うキャプテンシーいつでも追いつける自信、これをいかに作り出すかが個を束にすることでありこの環境作り出す指導者が勝てる指導者に成長していくのだと感じる。