少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

やる気スイッチはどこにあるのか

自主練しろよと言ってもやらない、野球は好きなんだけど必要以上やらない。上手になって欲しいと思うご両親をよそにマイペースな子供というジレンマを抱えている家庭も多いのではないでしょうか。

欲求には段階があり褒めてもらいたいという承認欲求を満たすことことがまず始めにきます。それはいいところを褒めて安心させ褒められるように頑張ろうという段階です。この状態ではまだ自主練を進んでやることはありません、やらなくてはならない義務感からやることはありますがそもそも自主練はなりたい自分になるために自分の時間を潰してまで行う行為です。

何かを手に入れたいという欲求は言い換えれば自己実現の欲求で高いレベルの欲求です。幼少期であればまだまだ身体的、精神的な成長が追いついておらずそこまで考えられる子は少ないように思います。ゴールデンエイジを迎えて体の成長に合わせ運動能力の発達とともに少しずつ自我が芽生え何のために野球をやっているのかに気づく時がやってきます。やる気スイッチが出現するのはこの頃です。

誰かに勝ちたい、昨日の自分から進歩していることを自覚するなど欲求のレベルが上がり達成したいと感じ始めた時にスイッチ入ります。

ポイントはスイッチが入った時を逃さないことです。しっかり自主練にお付き合いすることで能力が一気に伸びます。そこで自信が持てればさらに飛躍が期待できます。

親の立場としては焦らず、怒らず、落ち着いて見守り続けることが重要です。