少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

漠然とした課題への対処

子供は問題を漠然と捉えている場合がほとんどです。漠然としているからこそ対処方法に迷い解決策が見出せずトンネルから抜け出せないことも多いのではないでしょうか。

指導者でなければ解決策を提示できないのでご両親も迷うことも多いと思います。ただし問題を整理することは可能ではないでしょうか。

例えばバッティングのタイミングが取れないという漠然とした問題にどう整理すれば良いのか。お子さんにまずヒヤリングすることです。タイミングが取れないという問題が引き起こしている現象を見つけます。ファールが多い、反対方向しか飛ばない、空振りが多いなどです。

現象が見つけられれば対処方法を考えることが可能になります。例えば反対方向にしか飛ばないという問題が起きている場合、とにかく見極めようと意識するがあまり、失敗しないように打とうと思うがあまり引きつけ過ぎて反対方向にしか飛ばないこともあります。

その場合2ストライクまでは思い切ってセンター方向に向けて強振しポイントを体の前に持っていく、2ストライクの後は見極めるためにバッティングポイントを近くするというカウントごとに整理させることで対処方法が見えてきます。

また練習でできないことは試合でもできません、上記のカウントごとのポイントイメージをバッティング練習時にもイメージすることです。1ストライクの時の心構え、2ストライクの時の心構えを練習時から意識するのです。

練習でイメージできれば本番でも自然とイメージできます。

上記に述べた対処方法は技術的なコメントは少なくどちらかといえば気の持ち用の部分にフォーカスしたアドバイスに留まっています。

しかし漠然な状態から少し具体的になり光が差し込めてきました。

子供が抱える漠然とした課題に一緒に取り組んでみるのはいかがでしょうか。