少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

技術の浸透とは

バッティングにしてもピッチングにしても技術の向上は階段の様に積み上げていくものと言うことは何度も申し上げていますが、せっかく階段を登っても技術が浸透していなければ元に戻る事を注意しなくてはなりません。 体は筋と腱と骨でできていますが、その3…

内野ゴロ捕球の注意事項

程よいスピードの内野ゴロですが、どう捕球するかという基本的なことですが、ゴロの場合はゴロの転がりの方向を線で捉えその線の右側から見てゴロ線を立体的に捉え捕球に向かいますが、この際平凡なので待って取るか平凡であっても出来る限り前で捕るか迷う…

スランプ脱出の糸口

以前息子スランプへの対処として下記内容でブログを記載しています。 http://lj705ina253.hatenadiary.com/entry/2017/09/12/001759 9月の投稿ですからあれから3ヶ月です。実は糸口を見つけたものの解決には相当時間を要しました。 トップの肘の張り方に課題…

狙う大会へのピーク合わせ方

皆さんチームそれぞれ目標とする大会があると思います。しかしどうやってその大会に合わせて戦うかを教えてくれることは少ないです、ではどの様にしたら狙うべき大会に最もいい状態で戦いに臨めるかということです。大切なキーワードはシーズンをつなぐこと…

捕球と位置感覚について

捕球方法は人によって教え方も異なります、しかし体の構造から捕球を捉えると考え方も変わってきます。手のひらで捕球し小指を合わせながら両手で包んでいくのが私は良いと考えています。なぜなら手のひらは通称グローブのポケットという位置でこの場所で捕…

技術を振り返るポイント

阪神の藤浪選手の記事ですが、興味深いコメントがありましたのでそこから考察したいと思います。 http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/13774423/ この記事内にリリースの感覚がないと言うコメントが出てきます。藤浪選手は甲子園で春夏優勝と…

アスリートとしての心構え

清宮選手が日ハムにドラフト1位決まりました http://number.bunshun.jp/articles/-/829150 彼の父親は言わずと知れたラグビーの清宮監督です。清宮父の教育方法は大変興味があります。子をアスリートとして育てる技術がたくさん詰まっています。まず小さい時…

教え過ぎ教えなさ過ぎ

我が家には二人の息子がいます。長男は中学1年生次男は小学3年生です。どちらにも気をつけていることですが、教え過ぎないことです。小学生時期それも4年生くらいまでは楽しいを優先させたいと家庭では思っています。チーム指導者の方針にはもちろん従います…

子供の自信と意欲について

上達につながる指導を行い、一進一退を繰越し上達につながるのは先に何度も書いています。ある一定の条件をクリアする、それは試合や大会などでしっかり戦えると感じた時に相対的に上達していることを理解します。 それは天然の力でなく指導による技術習得の…

親の熱意と子の上達の相関

野球を志す子供、日々影響するのは指導者と親の存在、いい指導者に出会うことが上達の近道であることは間違いはないのですが、それとは別に上手くなって欲しいと願う親の熱意と子供の上達には相関があります。 動機付けの記述をしたことがありますが、野球を…

状況判断は難しい

野球は突然のプレーが度々おきます。まれなプレーだとボークを宣言された後に投じられた投球の判断やランナーに出た時にバッターがバントがライナーになり守備に捕球されたりそんな時次のプレーはどうしたらいいかを考えてしまう子もたくさんいます。 野球は…

バイオメカニクスと技術指導の間にあるもの

先日久々にオリンピック強化指定の陸上選手と食事会する機会がありました。私は元陸上部ですから久しぶりに自分の出身競技の話で盛り上がりました。陸上部同士の会話でよく出てくるのが走り方のイメージの会話です。 バイオメカニクスなので動画で動作分析は…

投球精度はアライメントによる

投手として自立するには小学生時期ではかなり大変なことです。指導技術はもとより投手として経験している時間が成長と相関があるくらい経験がモノを言うポジションです。 しかしその時間を短縮する、また中学以降コースをつく制球力を高めるならば投手として…

指導者における見る力の重要性

見ると言う日本語があります。英語で訳すとたくさんの言葉が出てきます。 see look watch と3つの言葉が出てきます。 それぞれ意味が違うのですが、指導者で重要なのは見方なのです。 seeは漠然と見えている状態いわゆる風景ですね。lookはもう少し狭い範囲…

スランプへの対処

自分のことをまだまだ客観的に見れない小学生において、スランプは出口の見えないトンネルに入ってしまったと感じ抜け出せないまま野球をやめていくことも少なくありません。動作というのは一連の動きを持ってバランスを保っています。怪我をしたことによる…

効果的な指導のタイミング

上達するには技術指導と反復練習が必要ということと詰め込み教育は良くないことは以前にもお伝えしてきました。しかしいつ教えたら効果的なのかということはあまり知られていません。ではどんな時に必要としているのかまたはいつ指導すべきか?それは求めて…

長いレベルスイングについて

前回はバッティングのミートポイントについて触れました。今回はミートする上で重要なスイングの軌道について触れてみます。 バッティングは投手と言う相手があるためコースやスピードなど毎投球変化します。変化に対応できることが打率を上げるコツになりま…

バッティング ミートポイント

巨人の阿部選手2000本安打達成しましたね。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6250388 阿部選手が活躍している最盛期の時のバッティングは最先端の技術と言われて来ました。引きつけて後脚の前で打つフォームがもてはやされました。元ヤンキースの松井選手も…

心のバネが伸びきらないように

練習も指導も適度が一番です。 なぜなら過度な練習は怪我に繋がりますし治癒に余計に時間がかかります。言葉での指導も適度が大切です。 つい感情的になり発言してしまうことや何度も同じことを言っているのに成長の証が見えてこない苛立ちから感情的に発言…

技術を直すということ

技術指導を行うということはいままでの動作を変えることです。いままでの動作はすでに癖づけされていることが多く習慣の中で身に付いたものが多いのです。それを変えるということは結構労力のいることなんです。 動機付けや指導法などを説明してきましたが、…

上手くなりたいと思う動機付けについて

野球選手は上手くなりたいと思い努力を続けます。しかし小学校のうちは上手くなること自体あまり理解せず上達に必要な動機付けが上手くできないことがあります。 そうするとただ漠然と練習をこなすこととなり夏休みのラジオ体操の様に参加することが目的とな…

技術指導の伝え方

個別技術指導における伝えかたによって理解度も変わります。理解度が変わると言うことは上達スピードも変わると言うことです。小学校では1年生から6年生まで年度分けされており、いつまでに何を教えなくてはならないかをある程度決められています。学年が下…

キャッチボールの重要性

野球の練習の始めに行うキャッチボールですが、さてどの様に取り組んでいるのでしょうか?ウォーミングアップのひとつと捉えている方、肩を温めるためと思っている方どちらも認識がずれています。 ボールを捕って投げるだけですが、試合中の守備は全てボール…

バッティング指導の実例

先日息子の小学3年の動画を懐かしく見ていました。今見ると思わず笑ってしまう程です。簡単に言うとただ降っていると言う状態です。当時はまだ技術的な指導はしておらず思い切って振るようにと言うレベルです。ではそこから実際どのように指導したかと言う足…

全習法と分習法の使い分け

練習の方法に全習法と分習法の2通りあります。これを使い分けることで練習効果が高まります。動きを分解して教える方法が分習法で一連の動きをまとめて教える方法は全習法と言います。投手の投球を例えに説明してみます。 腕の振りを分解しながら教える方法…

子供が野球動作を理解するツール

運動における動作分析する方法の事をバイオメカニクスと言います。ある一定の基準で動画を撮影してどの様な動作がどの様なパフォーマンスに生かされるかを見つける学問です。特殊な機材がなければそもそも難しいと思われて来ましたが、現在においてはスマホ…

技術を1回で教えるのはひとつが原則

自分の息子を見ると小学校の間はたくさん欠点が見えます。なので見えたことを全部言いたくなります。それが試合で負けたとするとなおのこと言いたくなります。 感情に任せ言いたいことを言うことは必ずしもプラスには働きません。 なぜならばたくさんの技術…

野球の技術は積木と同じ

満足なプレーができるようになるためには、たくさんの技術を覚えなくてはなりません。例えば満足するためには100個の技術を覚えなくてはならないと仮定した場合にどのタイミングでその技術を積み上げるのか学年別で考えてください。2、3年生では野球を楽しむ…

野球の怪我に対する考え方

スポーツには怪我がつきものですが、できる限り怪我は避けたいものです。野球における怪我の多くは投げる競技だからこそ起きる肩、肘の傷害が多く、それ以外にも腰や捻挫 股関節なども怪我しやすい箇所と言えます。 ボールが当たるなどの外傷以外の怪我が起…

運動が不得意な子供への指導

タイプの違う9ポジションで守備を行うのが野球の特徴です、なので個性を上手く配置することで誰もが活躍するチャンスがあるのも野球の特色の一つです。 運動が不得意だけど野球が好きな子供も多いと思います。不得意な分技術の習得にも時間がかかりますし親…