少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

バッティング指導の実例

先日息子の小学3年の動画を懐かしく見ていました。今見ると思わず笑ってしまう程です。簡単に言うとただ降っていると言う状態です。当時はまだ技術的な指導はしておらず思い切って振るようにと言うレベルです。ではそこから実際どのように指導したかと言う足跡ですが、一番初めはスイングプレーンを作る動作です。ヘッド先に開くドアスイングの防止です。体の回旋合わせ手首先に出て遅れてヘッドが出てくるドリルを繰り返しスイングの流れを作ることです。このスイングがモノになると流し打ちも得意になります。次のプロセスはトップの位置作りです。前足を踏み出した時前足と手首の位置が離れていればいるほどエネルギーが溜まっている状態です。それを作るためには耳の後ろあたりで構えることを覚えさせました。ここまでで1年半掛かっています。

しかしここからは投手になるための投球フォームも同時で習得しなくてはならないのでバッティングの技術を遅らせました。結果小学生時に早い肩の開きや割れの技術、後脚と腰の回旋技術や長いレベルスイングなども引退後でした。技術習得は時間が掛かるものです。私自身の指導力習得の時間とも比例しています。現在中1になりようやくバッティング技術の習得の基礎習得が終わるところです。地道にやれば積み上がるものだと感じています。

2年くらいかけながらじっくり教えることをお勧めします。我が家では結局3年以上かかってしまいました。それも今ではいい思い出です。