少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

vol.2 戦術

監督やコーチでも無いので戦術は教えられないでしょうと思いますがこれは戦術そのものを教えるのでなく練習試合や大会での試合のシーンを振り返りポイントでここは良かった。ここはこうした方が良いなど戦況を振り返ることが大切です。

あの盗塁のスタートは良かった。どこを見てスタートしたの?とかワンアウトランナー3塁でどのような打球だったからセーフになったとか出来たことを振り返ることが重要です。もちろん課題点も振り返りますがそればかりだと野球がつまらなくなります。3つ褒めたらひとつ課題を言うくらいに留めましょう。最低でも2つ褒めてひとつ課題くらいですね。そのコツは試合の中で一番大きなミスや直してもらいたいことを絞りそれを言うために褒めることが必要になります。

褒められることは承認されることです。喜びを感じているその上で親は感情的にならず冷静に課題を伝えましょう。

例えばワンアウトランナー3塁ピッチャーゴロで突っ込んだそしてアウト、なぜ突っ込んだのか?それはどこにゴロが転がったらスタートか知らない場合はゴロが転がればセーフのなるかもしれないから思い切ってスタートするかもしれません。

知らない場合は思い切って判断したことは褒められることです。勝ちたいために行った行為ですからしかし投手よりランナーに近い内野の打球はアウトになる可能性が高いのでスタートは切らないと言うことをまず学習させることが重要です。

反面教わっていたのにスタートを切った場合は他に要因があります。それは打球を判断するタイミングと見方に問題があります。打ったら走るのでなく打球の強さ方向を判断する練習が不足しているのか判断基準を本質的に理解していないことです。チームでの練習や同じケースでの試合で今度は同じミスを繰り返さないように意識付けすることが重要となります。

たくさんは覚えられません、感情的にならず経験という階段をひとつ登る手伝いすることが大切です。