少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

技術と力感の解釈

技術力は長い間練習していない、体力の変化などにより落ちていくことがあります、しかし毎日練習していても子供の時期は客観的な立場から気付かないと本人の解釈から変化してしまいます。子供のうちは軽く投げるよりも力感が伴い投げる方が正しいと思いがちです。本来の力感とは身体全体を効率よく使いそれが流れるように動いていく様に感じられるものです、子供の力感とは小さい筋肉を過度に使用する力感に頼りがちです。小学5年から6年にかけては体の成長期による筋力アップがとかく勘違いの始まりとなりますのでそこを指導者は理解しながら技術習得に励まなくてはなりません。

今回の実例は投球における上体の使い方に技術のズレが発生しました、上体の機能は背骨を軸とした回旋運動により動力を生み出しますが、体を被せる前屈運動に頼った投球フォームに変化していました。結果リリースポイントが安定せずまたキャッチーミットを直視できないため目標物も見失ってしまいます。改めてどのように使うべきか修正する必要があります。技術とは積み上げながら習得させるものでありながらその途中では個人の解釈によりスレが生じてきます。そこを早期に気づき正しい技術に修正することで間違った癖がつく前に前進することができます。