少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

技術がずれた時どうするか

積み上げた息子の技術がくずれていくことがあります。それはお父さんが積み上げた技術と指導者が教える技術の相違から生まれてきます。クラブチームではなかなか口出しできないことも多いはずです。

それは長い野球人生では必ず起きる現象です。将来的に起きる問題です。学童野球時期にも同様なことは起きます。

ではどのように対処したら良いのかということですが、投げる骨子、打つ骨子をすでに習得しているか否かここに解決の起点があります。なければアドバイスを受けとにかく試すことです。それを繰り返すことでマッチする技術に出会い技術の骨子を学ぶことになります。

半面すでに技術の骨子を学んで習得していても本人は認識していないことが多いのです。なぜ打てたのか何を学んで打てたのかそれを知ることです。指導者は年代と共に変わります。教える論理や声のかけ方も変わります、都度子供はそのアドバイスに右往左往します。

そのアドバイスが合っていればトンネルは抜けます、しかしある程度の技術を習得している場合はトンネルに突入します。特に学童時期はその変化を見て感じ子供とすりあわせることが重要です。

親が全て理解している場合は課題は早く解決されますがそうでない場合は一緒に悩まなくてはなりません、その場合寄り添うことが重要であまり余計なアドバイスは不要です、自分で気づくしかないのです。これはかなりハードルが高いですが親としては寄り添い子供の悩みを一緒に感じることです。答えはでないかも知れませんが問題を解決できる子は自分で解決します。技術の骨子と照らし合わせ自分なりのズレを発見します。技術的問題を発見できる親もいますがそうでない場合は子供が気付かないと解決は遅くなります。紆余曲折しながらいずれ解決します。それを体験することが最終的な成長に思います。

野球ほど複雑な競技はあまりありません、そこにどっぷり浸かり一緒に悩むことも時に必要です。