少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

親としての声のかけ方2

以前親としての声のかけ方

と言う題材で下記の通り書いています。

http://lj705ina253.hatenadiary.com/entry/2018/01/16/002328

その続編です、前回はどう聞きやすくするかと言うアプローチに関する内容でしたが今回はテクニカルな点をお伝えします。

特に自宅や帰り道での車中で大会や練習試合でのパフォーマンスについて話しをする際の声のかけ方です。

まずバッティングや守備でプレーした内容を思い出しながら振り返ります、その際間違っても説教や叱咤ではなくあくまでもパフォーマンスに対してのみ言及してください。それはまずあのプレーどうだったと質問形式で引き出すことです。相手が小学生なのでまともな答えは帰ってきませんがそれもトレーニングです。まずはなぜできたのか、なぜできなかったのかを深堀る必要があります。ポイントを絞りバッティングであれば振り遅れるとか真に当たらないとか色々な答えが返ってきますがその攻略法まではまず辿りつきません、ですが何が問題かと言う部分には到達します。そこからです。アドバイスを送るのは、動画や静止画があればなお良くイメージと実体のギャップを掴めます。例えば振り遅れると言う反省にたどり着いた場合、足をあげるタイミングが遅かったりスローボールを投げる投手と同じタイミングで振り出したりなんらかの原因が見えてきます。準備が早くできればあとは振るだけですからそれで問題解決される場合も多いのです。

しかしその声かけが無かった場合原因追求と解決まで長い時間を要します。本来それは指導者の役割ですが全ての部員の全ての動作まで洞察できない可能性もあるために一緒に考える習慣を作ることです。問題が見えれば解決も早い解決が早ければ次の課題に取り組めます、このサイクルが早い子は上達も早くなります。それは親からの声かけでもだいぶ改善されさらにはそれを繰り返すことで考えながら野球に取り組むと言う一番重要な資質を育てることにつながります。一緒に考える意識的に声をかける。実戦してみてください。