少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

個の力をチームの力に変える

個人技術向上について書いてきました。個人の力は重要ですが、野球はチームプレイ、チームとしての戦力を上げることが勝利に必須条件となります。

特に大切なのは守備と走塁です。守備は中継プレー、ランダウンプレーなど個々の動きを連動させるプレーが1試合にいくつも出くわします。しかしそこでミスすると簡単に進塁し失点につながります。捕って投げるだけですが連続した動きで行うことが難しいのです。相手はいつも同じ場所に投げてくれません、でもそれを適切にキャッチし暴投しないように送球しなくてはなりません、連動するキャッチボールはその練習しなくては上達はあり得ません。連続するクイックキャッチボールがどれだけ続くか、塁間ボール回しなどプレッシャーがかかる練習をどれだけ正確にできるか、このトレーニングが必要です。これを毎日繰り返すことでどう受けたらいいのか。どう投げたらいいのかと言う課題をチーム皆で気付きを得ることで上達を迎えることができます、そこで初めてチームとして艇をなしてきます。

ではどの様な練習すべきかと言う点ですが、まずはクイックキャッチボールです。1対10人になり、連続したクイックキャッチボールを行います。1はずっと受けて投げ続けます。10人は交代交代です。エラーせずどこまで続くか、2周くらいで交代しこれを11人分続けます。まずこれで1の人が大変だと気付きます。相手になる10人は相手のことを考えながら送球します。連動した動きはここから始まります。この際ボールをどこでキャッチするかが重要です。右投げであれば半身になり受ける側から見て右側で受けられれば次の送球がやりやすくなります。投げる人の右側に投げクイックで返す、塁間まで距離を伸ばせればそれでかなりの上達が見えてきます。ここからスタートです。