少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

技術を振り返るポイント

阪神の藤浪選手の記事ですが、興味深いコメントがありましたのでそこから考察したいと思います。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/13774423/

 

この記事内にリリースの感覚がないと言うコメントが出てきます。藤浪選手は甲子園で春夏優勝と輝かしい成績を残し160キロの快速球を投げる選手です。そのような選手がリリースの感覚がないと言う素人のようなコメントです。

ここでの考察ですが、教えられたことを何となく感覚で習得していく選手も多く大きなスランプでもない限り優秀な選手はなんでもできてしまうことで深く技術に対する意識をしなくてもいいと言う人はたくさんいます。

しかし誰もがスランプに陥る可能性はありその際に抜け出す方法も身につけなければなりません、それが技術を振り返るポイントです。

技術を教わりそれができた時に何故できたのかを振り返り言葉に置き換えることが重要です。野球ノートをつけている選手も多いですが、そのコツを記入することをお勧めします。

レンガのように小さなものを積み上げて届いた高い場所は仮にレンガが崩れても崩れたところからもう一度積み上げればいいのです。しかしハシゴのような地盤がなく高い場所に届いた場合ハシゴを外した時積み上げるものがないため戻れる場所がなく今までやってきたことを思い出しながらもう一度一から積み上げしなければならなく克服するまでにとても時間がかかります。技術は毎日変化します。少しずつずれていくのです。それを毎日小さく修正して成長させると言うことが重要なのです。

藤浪選手がこれに当たるかどうかはわかりませんが、自身の特徴を周りのアドバイスで崩すかどうかは良く考えながら技術のメス入れに取り組んでまた日本を代表する選手として再生してもらいたいですね。