少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

アスリートとしての心構え

清宮選手が日ハムにドラフト1位決まりました

http://number.bunshun.jp/articles/-/829150

彼の父親は言わずと知れたラグビーの清宮監督です。清宮父の教育方法は大変興味があります。子をアスリートとして育てる技術がたくさん詰まっています。まず小さい時はラグビーと野球をやらせ複合的なものの目線とバランスの良い運動能力の啓発を行い子供が選択した野球ならばと早くから高い意識を持たせ取り組ませていました。

リトルリーグでアメリカに遠征する辺りからすでに道が拓けていたように見えます。欠点を補わず利点をひたすら伸ばす育成方針やまずは高いところから目標を定める意識の高さこれは確実に父親から伝授されたものと考えられます。王さんのホームラン記録を目指したいなど普通では言いませんが彼は本気でそう思っているからその高い山を登ろうとする努力するんだなと感じます。

私自身はそれほどまでのカリスマではありませんので同様の指導はできませんが、いつから高い意識を持たせるのかその教育のタイミングを図っているところです。

楽しいで始めた野球ですからあまりプレッシャーを早い時期に植え付けると野球自体を嫌いになるのでそのタイミングは難しいところです。ボーイズに入部して順調なスタートを切りましたが思わぬ怪我により足踏みをはじめます。外傷なので復帰は早かったのですが、おごりや安心がプレーの質を下げます。まだ若年の中学生ですが野球の進路を決めるのは意外に早いので、陸上部だった私にとってみればもっとゆっくり時間をかけてアスリートとしての心構えを教えたいところですが、今回の怪我をターニングポイントと捉えてしっかりとこの先の進路を踏まえ向き合い話をしました。

硬式を続けるならば先を目指せと惰性でやるなら硬式を辞めて軟式をやれと言いました。ただ上手くなりたいとか漠然な目標ならば軟式をやりながら精神的な成長が訪れるまでスポーツを楽しみながら将来のことは漠然と考え高校辺りで自分の考えをまとめていけばいいのです。それ自体は何も悪くないことでその方が健全なのかもしれません、親としては辛い選択ですが夢を見るならやはり厳しい道を選択させるべきだと感じています。野球は厳しいスポーツです。人気があるからこそ競争も激しいです。

野球の場合目標が高いのならば、近い未来に向け今何をせねばならないかを説いていく必要があると考えています。