少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

スランプへの対処

自分のことをまだまだ客観的に見れない小学生において、スランプは出口の見えないトンネルに入ってしまったと感じ抜け出せないまま野球をやめていくことも少なくありません。動作というのは一連の動きを持ってバランスを保っています。怪我をしたことによるイメージバランスの崩れ、部分的な筋力の低下などちょっとしたきっかけで全体が崩れることがあります。通常は技術習得により上達を繰り返しますが、上記の通り怪我などした時は要注意です。最近息子も怪我をしました。目の上を切り10針縫う大怪我でした。そこからバランス崩れバッティングも不調に陥っています。いつか戻りだろうとタカをくくっていましたが一向に戻りません、技術はそんなに崩れていないのに、バッティングセンターでは普通に打てるのにと捉え精神的な面だと認識していました。

しかし不調の原因を精神に持っていってしまうと抜け出すのが大変になります。改めて動画を怪我後と怪我前をコマ送りしながら何度も見比べました。そうしているうちに本人のボールを捉える感覚と実際のミートポイントがずれていることに気づきその動作を生む誘発要因を探りました。バットのヘッドの角度、ヘッドの軌道、後ろの手のフォローなどあらゆる点を見たところ1点だけありました。打つ時にバットを引く動作で肘の角度に違いを見つけました。強く打ちたいと力感を付けるフォームを模索していましたがそれがフォームのバランスを崩していた模様です。

本人にはその違いを静止画にして見せました。原因を本人も理解した様です。これからその原因に対し修正するトレーニングを行います。正解かどうかは今後も試合の結果を見てまた報告します。

ここでの結論は不調な時は何かバランスを崩していると仮説立てること小さい変異に注意すること、結果から原因を導き出すこと、その原因を客観的に見せることがこの事例からの解決策です。我が子がスランプの時に役立ててください