少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

技術を直すということ

技術指導を行うということはいままでの動作を変えることです。いままでの動作はすでに癖づけされていることが多く習慣の中で身に付いたものが多いのです。それを変えるということは結構労力のいることなんです。

動機付けや指導法などを説明してきましたが、一番難しいのはいままでの習慣を変えることです。技術を教えてもいつもの慣性ですぐ元に戻ります。ここがターニングポイントです。

どうやって技術の浸透を深めるかと言う部分ですがここは合理的な技術指導の範囲から少し逸脱し親子関係という原則に立ち戻った時に有効なのは躾けなのです。教えたことを守らせるこれは親としての躾けの範囲なのです。いつもガミガミ怒っている方は当てはまりません。ここからが本番ですが、前回教えた技術を忘れているか元に戻っているなどが起きた場合がポイントです。

何度も同じことを指導します。意識すれば直るもの例えば立ち方とかセットポジションの手を止める位置などです。意識すれば直るのにそれを怠っているということです。小さなことかもしれませんが小さなことが出来なければ大きな動作や難しい動作も習得が難しくなります。また自分を客観的に見ることができないからできないことも多いのです。それを気づいた時に指摘し修正させるのです。これは感情的では無く冷静に何度もです。

いずれ癖づけされて馴染んできます。短い期間でたくさんのことを教わると馴染みが薄くどれもこれもバラバラになることがありますので注意が必要です。

技術の習得は少しずつ何度もコツコツです。