少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

野球の技術は積木と同じ

満足なプレーができるようになるためには、たくさんの技術を覚えなくてはなりません。例えば満足するためには100個の技術を覚えなくてはならないと仮定した場合にどのタイミングでその技術を積み上げるのか学年別で考えてください。2、3年生では野球を楽しむことそして投げる、打つ、走るといった根本の技術習得が必須です。4年生では走塁などの基礎に加え判断を覚えなくてはなりません。どの様な状況判断でスタートすれば良いのか?どのような状況判断で盗塁のスタートをすれいいのかなどです。また守備でも状況に応じた守備体系なども習得が必要です。5年生では間も無くトップチームでの公式戦を見据え体もお大きくなることかバッティングの比重をあげ打てる自信をつける必要があります。それと並行して練習試合による実戦形式での流れによる状況判断を身につけそれでトップチームとして主要大会に望みます。そこで学年別で習得しなければならない技術は全部が100としたら5年生までに25個づつ均等に習得が必要となります。一気に5年生で70個覚えようにも頭では分かるが体で体現するのは難しいです。技術の習得は目では見えませんが積木と同じでいつどれくらい積み上げるかは考える必要があります。

野球は一瞬、一瞬のプレーで得点も失点も変わります。技術や動作は自然にできるうように体に染み込ませる必要があります。

そのためには毎年課題を持って積木を積み上げることを共有して学年ごとの指導プランを共有しながら一連の流れを作ることが重要です。クラブチームや代表者が固定されたチームであればそれも可能ですが、そうでない場合は学年をへだてなく指導プランを共有し先輩は前年度の反省をひとつ下の学生に順繰り順繰りバトンパスしていくと技術習得の連動性が出来上がります。

急な積木の積み上げは積木自体が崩れてしまう恐れもありまたその分体に負荷がかかりますから怪我の温床にもつながります。