少年野球の先にある未来の扉を開けよう

学童野球ではエース、中学硬式ではショート、ボーイズ県選抜の息子と悪戦苦闘した経験を踏まえ体育大学体育会陸上部出身のお父さんが体育理論を基に野球を客観視した情報を綴っています。

野球という種目の特徴

野球をやって欲しいと願い3歳から少しずつ積み上げた経験をこれからお伝えしたいと考えています。

野球と言うスポーツは本当に難しいスポーツです。お父さんが野球部だから上手くなるという訳でもないです。

私は大学まで陸上競技の選手でした。そのため経験も少なく野球を教えるベースがありませんでした。そのために一から野球を学び極力正しいことを息子に教えたいと思い勉強しました。

野球と言うスポーツは投げる、取る、走る、打つ と言う動作によって成り立つスポーツです。その中でも投げると言う動作は際立って難しい動作です。

よく聞く指導は正確に勢いよく投げなさいと初心者にはとてつもないハードルの高い要求です。

現代における子供たちの遊びには野球と言う遊びは今や存在しません、その為野球のボールを投げると言う動作には慣れ親しんでいません、せいぜいドッヂボールくらいです。メンコなどもありません。

なので学童野球部の低学年時期はその遊びの部分も補わなければなりません。

野球部出身のお父さんは投げる動作についてよく考えた事がない方もいらっしゃいます。あまりにも当たり前の動作でありそもそも遊びの中から習得したのでもはやどうやって覚えたのかすら記憶にないという方も多いです。

投げる動作を簡単に説明すると肘が先行し手首や指が遅れてくることでムチの様な効果で勢いを付けることです。それ自体も難しいと今の子供たちは感じます。その上で正確性も求められたらまず投げられません。正確に投げようとするとダーツの様な投げ方をします、これは本能的に間違っていませんが先ほど説明した野球の投げる動作とはかけ離れた動作です。ダーツは20メートルも投げることはなく正確性を短い距離で競うスポーツなので手が先行します。

では子供に初めて投げ方を教える時はどこから手をつけるかと言うと勢いを大切にします。正しい投げ方を優先し正確性は後回しでいいのです。正確性はボールを離す位置が安定してくればいずれ正確に投げられます。

まずは正しい投げ方を優先して教えることです。それによりダーツ投げ方を防ぐことになりますし投げること自体が楽しくなります。

ここは第1ステップです。

勢いよく投げることを優先して教えましょう。

この様に昔当たり前だったものが現代では当たり前でなくなっていることも多くはじめの一歩から間違えてしまうと全てが間違った方向に進んでしましますので気をつけてください。